第1章 地震直前まで

 昨年平成6年11月上旬頃、よく地震が起こるにもかかわらず、テレビの地震速報もなければ、

新聞にも全く報道の気配がなく、我家では豊臣埋蔵金を何十年と掘っている人が、とうとう発破を

使用しだしたのではないかと話しあっていた。そしてこのごろは地震がなくなったなぁと思い出した12月に

入って一部の新聞に取り上げられ、大阪の気象台が猪名川町の消防署に地震計を設置した。

しかし12月の中頃にはおさまり、猪名川町群発地震は終息したとして地震計も外してしまったのである。

 ただ家ではおさまった頃に取り上げるマスコミの対応の悪さと、猪名川町周辺は温泉も多いし、

マグマが上の方に上がって来ているのではないかと、話し合ったぐらいでそのまま忘れ去ってしまった。

 平成7年の正月は不景気風の中で迎え、今年もどうせ景気の回復は期待出来ないだろうし、

もう一つ良くない天気と共に冴えないものだった。

 14日が第二土曜日、15日成人の日、そして16日が振替休日と3連休になり、小正月も済んだことだし

明日からは、いよいよ仕事だと自分に言い聞かせ床についた。

 そして運命の17日午前5時46分を迎えることになる。

 

        阪神大震災 前書き

第2章  阪神大震災 行動記録

第3章  阪神大震災 項目別記録

第4章  阪神大震災 復興に向かって